高校野球なら甲子園、高校サッカーなら国立、ラグビーなら花園というように、強い組織は目的地が明確で、すべての行動基準が目的地に到着するために集約され、各自が個の力を高めるとともに、チームプレーに徹してはじめてゴールに結びつきます。 また、敗退したチームも、そのプロセスでの困難や苦悩も含めて、感動の記憶なって人生の財産として残すことができるわけです。

「本気でできる環境なのか？」「その仕事にやり甲斐はあるのか？」「お互い尊敬できる職場なのか？」

同じゴールに向かってチームとして取り組むことではじめて育まれるのです。
一つの美容学校に1000社以上の求人が殺到しており、美容室の求人は死活問題となっているのが現状です。だからこそ、働き甲斐のあるサロンづくりが必要で、受け入れる美容室側も改革意識が不可欠なのではないでしょうか？

美容師は離職率が高く、社会保険の加入率が低い業種として、近年は高校の指導課では短大並みの授業料を取る美容学校への進学を勧める先生が減ってきているといわれています。

実際には少子化の影響もあるのでしょうが、2007年の24338人をピークに減少を続け、2015年の美容学校入学者18070人と、25％程度も減少しているそうです。

近年は退学者の増加に加えて、卒業生の就職先も変化してきています。エステ、アイリスト、ネイリストなど美容所以外への就職の幅が増えたこともあり、美容所への就職率は減っている上に、美容学校から他業種の専門学校への再入学者も増えてきているといわれますが、現実的には美容室へ就職する学生数は2007年のピーク時の60％が美容室に就職している状況と言われています。

美容室の離職理由は「低賃金」「長時間拘束」「人間関係の悪化」が大半だといわれています。他にも教育してくれない、給与の遅配などもございますが、こういった問題は人材の確保＆待遇の改善で解決できます。そのための原資として必要なのが「売上」なのです。

会社の環境を良くするためにオーナーが「売上！売上！」と言っていると、サロンの雰囲気は最悪になってしまいますね。また、改善の気持ちをもって先輩が厳しく指導していても業績が変わらないばかりか、若者が辞めてしまう状況を繰り返してしまいます。

それは何故なのか？理由は、職場のだれもが「自分は正しい」と思っているからであり、誰も間違っていないからなのです。 その正しい基準を一つにすることが、「サロンの目標・目的を一つに定める」という事なのです。

目標目的を一つに定める際に、最も重要なのが【斜度指導】という考え方です。強いチームには良い監督がいます。監督はオーナーではないですし、選手でもありません。オーナーが選手のサロンを想像してみてください。「じゃあお前やってみろよ！」「お前も出来てないじゃないか！」という声が聞こえてきませんか？オーナーが現場に口出ししてくるサロンを想像してみてください。「事件は会議室で起きてるんじゃない！」という声が聞こえてきませんか？

サロンオーナーと、スタッフが対立するのではなく、スタッフ全員が一緒の方向を目指すサロンが理想です。サロンオーナーは上から引っ張っていく立場ではなく、スタッフと同じ目線の「ともに目指す位置」にいないといけません。そのような状態になるには、経験と実績のある外部美容師からの『斜度指導』が効果的なのです。

数多くの美容室をプロデュースしてきた、経験豊かなサロンディレクターが貴社の経営状況に合わせて、繁栄プロセスの構築を共にお手伝いいたします。

年間計画（売上、育成、採用）、技術講習、接客講習、給与体系、就業規則、助成金制度の活用、福利厚生の相談、幹部の育成など、様々な形でフォローさせていただきますので、まずはお気軽にご相談ください。